Cuphead レビュー
steamで1980円で購入。クリアまで9時間15分。
以下レビュー
まず目につくのがディズ〇ーで見たことのあるようなイラストとアニメーション。
非常に細かく描かれていて見ていて飽きない。というかプレイしている最中はかなり忙しいのでまずまともに見れない。サントラだけじゃなくてアートブックを出してほしいところ。
BGMはすべてジャズでサントラを思わず購入するくらい良かったぶっちゃけこれだけでも買いだと思う。ちなみにサントラは56曲入り(約3時間)で980円と非常に安い。まあ本体を買う必要があるのでサントラ目当てで買うのであれば実質3千円だけれども。
アクション面は色々言いたいことがあるけれどもまずはよかったところから。
・一つのステージにかかる時間は約2分であること
このゲームは所謂死に覚えゲーなのだけれどもどのステージもクリア時間は約2分で終わるように作られている。これのおかげで集中はし易く、また死亡時には自分がどれだけ進んでいたのか、どれくらいボスにダメージを与えていたのかも表示されるようになっていてまたやってみようという気にさせる。
逆に悪かったところは
・理不尽な攻撃の数々
よくある死にゲーの物量的、嫌がらせのような配置の理不尽な攻撃ではないのだけれど、とにかく理不尽な攻撃が多かった。
例えばこのボスはスーパーボールのように小ジャンプ、大ジャンプを繰り返して壁を跳ね返り体当たりをしてくるのだけれどもこの位置からのジャンプはなぜか跳ね返らずにストンと下に落ちてくる。
このドラゴンの第二形態は右に流れていく雲の上を飛びながら戦うのだけれども下にいる火の玉が自分が次に飛び移る足場、もしくは今いる足場にジャンプして体当たりしてくるのだけれどもどの火の玉が飛び移ってくるかはランダムなので飛んでくる軌道はわからなく、神様に祈りながらジャンプするしかない。
といったような攻撃が割と多くクリアはできるのだけれども終始イライラさせられる。
・評価システム
このゲームには他の2Dアクション同様評価システムがあるのだけれどもそれの判断基準となる項目に「パリィ」というものが存在する。
敵の攻撃にはピンク色の攻撃が混ざっていてそれをジャンプ中Aボタンでタイミングよく押すとその攻撃を消して必殺技ゲージを溜めることができるのだけれどもどのタイミングで出してくるかはランダムであり、高評価を得るためには敵がそれを出してくるのを待つ必要があるのだ。
また、「必殺技ゲージをどれくらい使ったのか」という評価基準も謎。
・攻撃の強さ
自機は6つの中から2つのショット+3つの必殺技の中から1つの必殺技を選択して戦うのだけれども、ショットはチャージ弾と誘導弾が強すぎて他の存在価値を奪っている、逆に必殺技は無敵になる必殺技以外が弱すぎてそれしか使わなくなる。
・謎の進行度
このゲームはセーブデータを選択する際にどれくらい進んでいるのかをパーセンテージで表示してくれてるのだけれどもラスボスを倒した時点では94%しか表示されない。ボスに難易度追加されていて、これをクリアすれば100%になるのかと思い倒してみたのだけれど、今度は100%を超えた。誰のための進行度なのこれ?
総評としてはアニメーションや音楽は一級品、2000円どころか5000円でもいいくらいの出来だけどアクション面は値段相応って感じかな。正直この難易度のゲームは他人に勧め辛いし。